美容の悩み

ニキビ肌になる原因は? やりがちなNGケアからできた時の対処法まで

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ニキビは思春期特有の肌トラブルと思われがちですが、大人になっても多くの人を悩ませる肌トラブルです。気になって自分でつぶしたり、何度も洗顔したりして悪化させてしまう人も多いのではないでしょうか。ニキビに対して誤ったケアを続けると、なかなか治らないばかりか、ほかのトラブルが発生する原因になるかもしれません。
今回は、ニキビができる原因や適切なケアの方法のほか、うっかりやりがちなニキビのNGケアについてご紹介しましょう。

この記事の監修者

石川 佳奈
藤田保健衛生大学(現:藤田医科大学)卒業。市民病院にて勤務後、大手美容クリニックにて美容外科、美容皮膚科の経験を積む。2021年6月よりbella beauty clinic院長を務める傍ら、美容医療に関する記事の監修も多数行う。
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ニキビができる原因

「思春期にできるのはニキビ、大人になってできるのは吹き出物」などといわれることがありますが、実際はどちらも同じ、尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と呼ばれる皮膚の病気です。そのため、思春期ニキビも大人ニキビも、発生する仕組みは同じ。毛穴の詰まり、皮脂の過剰分泌、アクネ菌の繁殖の3つが関わっています。

毛穴の詰まり

肌は、ターンオーバーという新陳代謝を行って常に生まれ変わっており、古くなった肌細胞(角質)は垢となってはがれ落ちます。しかし、何らかの原因でターンオーバーのサイクルが乱れると、はがれ落ちない古い角質が残り、厚くなって毛穴をふさぐことに。この状態を「コメド(面ぽう)」と呼び、ニキビの初期段階です。「白ニキビ」「黒ニキビ」などと呼ばれることもあります。

皮脂の過剰分泌

通常、皮脂は毛穴を通って肌表面に広がり、水分の蒸発や外部刺激の侵入を防ぐ働きをしています。しかし、何らかの原因で分泌量が増えすぎると、角質が厚くなっていなくても、毛穴は皮脂で詰まりやすくなります。毛穴から排出されない皮脂が詰まってコメドとなり、放っておくと化膿したニキビになってしまうでしょう。

アクネ菌の増殖

肌表面にはさまざまな常在菌がおり、アクネ菌もそのひとつです。アクネ菌は、通常は肌を守る働きをしていますが、酸素のない所を好み、皮脂をエサとして繁殖する性質があります。そのため、皮脂で毛穴が詰まった環境ではアクネ菌が増殖。増えすぎたアクネ菌に対抗しようと体が炎症を起こすことで、「赤ニキビ」や「黄ニキビ」とされる状態になってしまいます。

ニキビのやりがちなNGケア

ニキビができると、「早く治したい」「隠したい」と思うあまり、間違ったケアを行って治りにくくなったり、悪化させたりしてしまうことがあります。続いては、ニキビができたときにやってしまいがちな、NGケアをご紹介します。

洗顔しすぎる

ニキビができたときは肌を清潔にすることが重要ですが、洗いすぎはNG。洗顔の適切な回数は、朝晩の2回とされています。それ以上洗うと、必要な皮脂まで取り除いてしまい、乾燥を招く可能性があるでしょう。さらに、洗顔の際に汚れを取り除こうとゴシゴシこすることで、刺激となってさらにニキビを悪化させてしまうこともあります。

保湿ケアを怠る

ニキビができているときは、過剰な皮脂が気になり、保湿のための乳液やクリームを省いてしまうこともあるかもしれません。皮脂は肌の過度な乾燥でも分泌するため、保湿を怠るのは逆効果。べたつきが気になる場合でも、軽いテクスチャーの乳液やクリームを選び、水分が蒸発しないように肌に油分で蓋をしてください。

自分でつぶす

気になってニキビを自分でつぶすのはNGです。皮膚科の治療でつぶすことはありますが、自分でつぶした場合、周囲の肌を傷つけたり、雑菌が入ったりするおそれがあります。そうなれば、ニキビが治りにくくなるばかりか、悪化して膿んだり、でこぼこしたニキビ跡が残ったりする可能性があるでしょう。

マスクで隠す

マスクの中は湿度も温度も高く、雑菌が繁殖しやすい環境です。蒸れて汗や皮脂も多く、ニキビができやすく、悪化しやすくなるため、マスクで隠すのはおすすめできません。さらに、ニキビは指でさわることでも刺激となって悪化することがあり、マスクのこすれも悪化の原因となります。

ファンデーションで隠す

油分が多く含まれたファンデーションは、アクネ菌のエサとなったり、ファンデーション自体がニキビの刺激となったりする可能性があります。さらに、塗り重ねたファンデーションは落としにくく、メイク汚れが残ったり、肌を摩擦したりする原因になるかもしれません。ファンデーション用のスポンジやブラシが清潔でなく、ニキビが悪化するリスクもあります。

ニキビができた時のスキンケア

ニキビができているときは、どのようなスキンケアを行うべきでしょうか。ニキビを悪化させず、早く治すためのスキンケアのポイントをご紹介します。

クレンジング

メイク汚れが残っていると、ニキビが悪化する原因になりかねません。こすらないことを意識しつつ、短時間でしっかり落としましょう。クレンジング剤は無添加やアルコールフリーといった低刺激のタイプで、メイクとなじみやすいジェルやリキッド、ミルクがおすすめです。
熱いお湯は肌の乾燥につながりますから、人肌程度のぬるま湯で洗い流してください。

洗顔

洗顔はネットなどでしっかり泡を立て、泡に汚れを吸着させるイメージで優しく洗い、ぬるま湯でしっかり洗い流しましょう。洗顔は1日2回にとどめ、洗いすぎは禁物。スクラブ入りなど刺激の強い洗顔料を避け、アミノ酸やサリチル酸など、低刺激の洗浄成分や殺菌成分、抗炎症成分が配合されたタイプがおすすめです。

保湿

肌が乾燥すると、保護しようとして過剰に皮脂が分泌し、ニキビを悪化させるおそれがありますから、保湿は重要です。洗顔したらすぐに化粧水で肌に水分を与えてください。化粧水が肌になじんだら、乳液やクリームなど、油分が配合されたアイテムで、水分の蒸発を防ぎましょう。ニキビを刺激しないよう、化粧水や乳液などは、手のひらで優しくなじませます。

日焼け止め

紫外線ダメージを受けた肌はバリア機能が低下し、ニキビを含め、さまざまな肌トラブルが起きやすくなります。「日焼け止めはニキビに悪そう」と思う人もいるかもしれませんが、ニキビができたときこそ、日焼け止めが必要。石鹸やお湯で落とせるタイプで、ノンケミカルで無香料、低刺激の日焼け止めを選び、季節や天候を問わず紫外線から肌を守ってください。

思春期ニキビと大人ニキビの違い

思春期ニキビも大人ニキビも、発生のメカニズムは同じですが、その原因は異なります。適切なケアを行うためにも、思春期ニキビと大人ニキビの特徴をご紹介します。

思春期ニキビの特徴

思春期は成長期のホルモンバランスの乱れにより、過剰に皮脂が分泌され、毛穴が詰まることでニキビができやすくなります。そのため、Tゾーンなど、普段から皮脂分泌の多い部分にニキビが発生しやすいのが特徴です。通常は20歳頃までに落ち着きますが、適切なケアをしないとニキビ跡が残ってしまうことがあります。

大人ニキビの特徴

大人ニキビはあごやフェイスライン、口の周りといったUゾーンにできやすいことが特徴です。思春期ニキビと同様に、過剰な皮脂分泌が原因のひとつですが、皮脂が分泌する原因は乾燥肌や生活習慣の乱れ、偏った食事、ストレス、誤ったスキンケアなどさまざま。さらに、ターンオーバーの乱れや、落としきれないメイク汚れで毛穴が詰まることも、大人ニキビが発生する原因になるとされています。同じ場所に繰り返しできやすく、治りにくいところも大人ニキビの特徴でしょう。

ニキビがあっても美顔器は使える?

美しい肌を目指すため、スキンケアに美顔器を取り入れている人もいるでしょう。ニキビができているときこそ美顔器を使いたくなるかもしれませんが、基本的に使用は避けてください。ニキビに限らず、痛みや赤みなどのトラブルがあるときは、美顔器などのスペシャルケアはお休みすることが望ましいです。
美顔器を普段から利用している人であれば、スチーマーで毛穴の詰まりを解消しやすくするといったことが可能かもしれませんが、その場合でも肌の様子を見ながら注意して使ってください。

美顔器は、ニキビの予防のために利用することをおすすめします。ニキビを予防するには、スチーマーやウォーターピーリング、イオン導出などの美顔器がおすすめ。古い角質や角栓を除去し、肌をニキビができにくい状態に整えてくれる効果が期待できます。
さらに、殺菌作用があり、皮脂量を正常化させるとされる、青色LEDの美顔器もニキビ予防に効果的でしょう。

ニキビのないすこやかな肌を目指そう

大人になっても、何度も繰り返しできてしまうニキビに悩まされている人は多くいます。
ニキビができてしまったときは、早く治そうと焦り、いろいろなケアを試したくなりますが、間違ったケアは悪化や跡が残る原因となる可能性があります。基本のスキンケアも丁寧に行い、正しいニキビケアですこやかな肌を目指しましょう。

この記事の執筆者
美顔研究所 編集部
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