美容の悩み

毛穴の角栓ができる原因とは?角栓を溶かしてツルスベ肌へ

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むき玉子のようにつるりとした肌は、いつの時代も憧れの的。ところが、現実はザラつきや毛穴の黒ずみなど、毛穴関係の肌悩みは絶えません。毛穴が目立つだけで、なんとなく清潔感が失われた印象になってしまうのも困りものです。
これらの毛穴悩みをもたらす原因のひとつに、「角栓」があります。今回は、角栓の種類やできる仕組みのほか、どうしたら角栓ができにくくなるのか、できた角栓の落とし方など、あらゆる面からアプローチし、角栓のないツルスベ肌を目指すお手伝いをします。

この記事の監修者

松田 明子
ビューティーコネクション銀座クリニック院長

専門は美容皮膚科、腎臓内科、内科。東京女子医科大学卒業。大学病院、都内総合病院勤務を経て2017年都内美容クリニック院長に就任。2020年よりビューティーコネクション銀座クリニック院長就任。

角栓ってなにでできている?

角栓は、毛穴に溜まった汚れのかたまりなら、洗顔をしっかりすればなくなるはずです。しかし、「毎日しっかり洗顔しているのに角栓が目立つ」と感じている人も多いのではないでしょうか。
実は、角栓は毛穴の奥に栓のように埋まっているため、通常のクレンジングや洗顔では落としにくいという特徴があります。まずは角栓の種類や構成する物質について確認していきましょう。

角栓にはいくつか種類がある

状態によっていくつか呼び名がある角栓。発生原因はどれも同じですが、段階によって下記のような特徴があります。
ちなみに、ニキビは角栓とは異なるものですが、角栓のある毛穴でアクネ菌が増殖し炎症を起こすとニキビになる場合があります。

・白角栓
白角栓は、肌表面に見える部分が白っぽい角栓のこと。鼻やTゾーンに多くありますが、加齢とともに頬などにも現れます。初めはやわらかく、徐々に硬く大きくなっていきます。

・黒角栓
表面が黒くて少し盛り上がっているのが黒角栓です。白角栓の表面が酸化して、黒っぽく変化したものです。小鼻にできやすく、その見た目から「いちご鼻」と呼ばれるのも黒角栓によるものです。

・隠れ角栓
表面には見えない微細な角栓のことを、隠れ角栓といいます。顎のザラつきなどは、白角栓に育つ手前の隠れ角栓だと考えられるでしょう。角栓がないと思っている人にも必ずあり、健康な肌であればターンオーバー(新陳代謝)や洗顔によって自然に取れていくものです。

角栓を構成する物質

角栓は老廃物ということは知っていても、その中身について詳しくは知らない人も多いのではないでしょうか。角栓の成分を具体的にチェックしてみましょう。

・皮脂
角栓の30~50%を占めるのが皮脂です。そのうちの半分以上が、皮脂腺から分泌された皮脂が固まった、固形の状態であるといわれています。

・たんぱく質
角栓の中に含まれるたんぱく質は、毛穴の中ではがれた角質(ケラチン)がほとんど。角栓の50~70%を占め、皮脂をカプセルで覆うように存在し、放置すると何層にも重なりが形成され、大きくなります。

・うぶ毛
角栓の中には、毛穴の奥で発生して、うぶ毛を巻き込んで角栓を形成するものがあります。これが、角栓が黒ずんで見える原因のひとつとなっています。

・その他の汚れ
ファンデーションなどのメイク成分のほか、ちりやほこりなど、分泌物や老廃物以外の成分も角栓の中に存在しています。

角栓ができる原因とは?

角栓は肌の老廃物ですから、生きている以上はできてしまうもの。それでも、角栓が目立つ人とそうでない人がいるのはなぜでしょうか。その理由は、肌のターンオーバーと大きく関係しています。

ターンオーバーとは、肌の奥にある真皮層で新しい皮膚細胞が生まれ、それが徐々に角質層まで押し上げられ、最終的に垢となって排出されるまでのサイクルのこと。その周期は正常な場合、約28日といわれています。
ターンオーバーが乱れると、垢となって排出されるべき角層の一部が肌に残り、それが毛穴の中に蓄積され、皮脂と結びつくことで角栓の原因となるのです。

角栓が落ちにくい理由

皮脂のかたまりをたんぱく質でコーティングしたものが、バームクーヘンのように何重もの層になって、固く大きいかたまりとなったものが角栓です。

角栓はかたまりの先端部分だけが表皮に顔を出していますが、「栓」といわれているように、毛穴にみっちりと詰まっています。直接さわることができない毛穴内部には、当然、クレンジング剤や洗顔料は届きにくく、通常の洗顔で角栓を洗い流すことは困難です。

これはNG!間違った角栓ケア

角栓が気になるあまりにやってしまいがちな行動が、新たな角栓を生む原因になっていることもあります。下記に挙げるNG行動を繰り返すと、結果的にさらなる毛穴詰まりや角栓につながるため注意しましょう。

爪やピンセットで押し出す

目につく角栓を、つい爪や指で押し出してしまいがちです。無理に行うと、角栓のある毛穴と周辺の皮膚にダメージを与えてしまう場合があり、おすすめできません。
皮膚に刺激を与えると炎症を起こすばかりでなく、ターンオーバーの乱れにつながり、新たな角栓を生む可能性があるのです。

はがすタイプの毛穴パック

爪で押し出す以上に、肌への刺激になるのがはがすタイプのパックです。強い吸着力があるので角栓は取れますが、取れた後の毛穴がぽっかり開いたままになってしまいます。
また、強い刺激から皮膚を守ろうと皮脂が過剰に分泌して、悪循環を招く原因となりかねません。

角栓レス肌を目指すお手入れのポイント

続いては、角栓を撃退してツルスベ肌を目指す方法をご紹介します。洗顔やスキンケアのほか、スペシャルケアの具体的な方法を見ていきましょう。

角栓ケアの基本は洗顔を丁寧に工夫すること

できてしまった角栓を除去、もしくは角栓を作らせないためにも、洗顔を見直しましょう。手ごわい角栓を落としやすくする洗顔前後のコツやポイントをご紹介します。

・毛穴を緩める
蒸しタオルやスチーマーをあてる、湯船に浸かる、ミストサウナに入るなどして、蒸気と熱で毛穴を緩めましょう。中に詰まった角栓を、物理的に除去しやすくなります。

・クレンジングや洗顔料は毛穴ケア用アイテムを使う
角栓には皮脂だけでなく、たんぱく質も多く含まれています。毛穴ケア用とうたうクレンジング剤や洗顔料には、たんぱく質を溶かす酵素などの成分が配合されていますので、スキンケアアイテムを選ぶときの目安にするといいでしょう。

・炭酸水で洗顔する
炭酸水で洗顔すると炭酸がお肌を刺激し、血中の二酸化炭素濃度が上昇して、血行を良くする効果があります。つまり、スチーマーや蒸しタオルと同様に毛穴を緩める効果が期待でき、皮脂やたんぱく質などの汚れを落としやすくしてくれるのです。毎日はできなくても、肌がザラつくときなどに試してみるといいでしょう。

スキンケアでターンオーバーを正常に保つ

洗顔後のお手入れにも、角栓をできにくくするポイントがあります。正しいスキンケアで、ターンオーバーを正常に保つようにしましょう。

・しっかりと保湿を行う
ターンオーバーの正常化には保湿が欠かせません。洗顔後はすぐに化粧水、乳液などで十分な潤いを与えましょう。脂っぽくなるからと保湿をしないでおくと、皮脂の過剰分泌を招きます。

・毛穴を引き締める
せっかく角栓を除去しても、毛穴が開いたままだと再び角栓が作られてしまうことになりかねません。保湿とともに、収れん化粧水などを使って毛穴を引き締めましょう。

スペシャルケアで角栓を一掃

普段のスキンケアを見直してもなお、角栓が除去できない場合は、美容医療や美容機器に手助けしてもらうのも有効です。

・ケミカルピーリング
薬品を使い、古い角質をはがしてターンオーバーを促すのがケミカルピーリングです。自宅でのケアでは取りきれない角栓も除去できますが、肌に負担がかかるので注意も必要です。自己判断せずに、クリニックなどに相談しながら行いましょう。

・超音波美顔器
超音波の振動で肌を細かく振動させ、角栓を含む皮膚の汚れにアプローチします。ゴシゴシこすらずに角栓が除去できるので、自宅でエステサロン並みのケアが期待できます。
ARTISTIC&CO.からも超音波ケアが可能な「Dr.Fresco The Zeus」という超音波美顔器のシリーズがありますので、チェックしてみてください。

ARTISTIC&CO.「Dr.Fresco The Zeus (ドクターフレスコ ザ ゼウス)

食生活の見直しも角栓予防の一環

角栓の予防には、スキンケアだけでなく内側からのケアも大切です。特に、脂質と糖質のとりすぎは、皮脂の過剰分泌を招き、角栓以外の肌トラブルにもつながるため注意したいところです。

反対に、積極的にとりたいのが、たんぱく質とビタミンB2、ビタミンCです。たんぱく質は肌細胞の素となる物質なので、ターンオーバーを正常な状態に保つことに役立ちます。ビタミンB2は脂質を分解する作用があり、皮脂の過剰分泌を抑える作用が期待できます。ビタミンCは、皮膚の健康全般に大きく関わる成分で、角栓の予防に限らず美肌のためには欠かせない栄養素です。

スキンケアの基本を大事にすることが、角栓レス肌への近道

できてしまった角栓は一気に取ろうとせず、毎日少しずつ除去していくのが肌にとっては負担の少ない方法です。同時に、角栓ができないようにするためのスキンケアを行うことで、徐々に毛穴の目立たないツルスベ肌へと近づいていけるでしょう。
そのためにも、洗顔・保湿・食生活というスキンケアの基本を大切に、毎日を過ごしてみてください。

この記事の執筆者
美顔研究所 編集部
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