美容の悩み

毛穴汚れをごっそりクレンジングするには?正しい毛穴ケアのやり方を解説

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メイクや肌の汚れを落とすクレンジングは、スキンケアの大事なステップ。汚れを落としきれていないと、毛穴トラブルの原因になってしまいます。黒ずみや開きといった毛穴のトラブルは、肌がくすんでキメが粗く見えたり、メイクのノリが悪くなったりする原因になり、顔の印象を大きく左右するものです。目立つ毛穴をなんとかしたいと、日々苦闘している人も多いでしょう。

ここでは、クレンジングで解消できる毛穴のトラブルの種類と、具体的なクレンジングの方法をご紹介します。併せて、クレンジングで解消できない毛穴トラブルに対応できる美顔器の機能についても解説します。

※本記事における「浸透」「導入」とは、角質層までの浸透・導入のことを指します。
※リフトアップやたるみ・シワ改善効果が認められた「リフトアップ美顔器」はありません。本記事では、肌の引き締め効果がある商品を紹介しています。
※本記事における「美白」とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことを指します。
※本記事における「エイジングケア」とは、年齢に合ったお手入れのことを指します。

この記事の監修者

桐生 有紀
国公立大学医学部卒業後、東京都済生会中央病院にて勤務ののち、日本医科大学付属病院形成外科・美容外科、天現寺クリニック院長を経て、2018年より勝どき駅前皮ふ科クリニック院長を務める。クリニックではアトピー性皮ふ炎など保険診療のほか、プラセンタ注射やリフトアップといった保険外の美容診療まで幅広く診療している。

毛穴トラブルの種類と原因

毛穴のトラブルは、原因や症状によって大きく6つに分けられます。トラブルの種類によって正しいケアの仕方が異なるため、まずは自分の毛穴トラブルがどの種類に該当するか見極めることが大切です。まずは、毛穴のトラブルごとの特徴を見ていきましょう。

詰まり毛穴

過剰分泌された皮脂や落としきれなかったメイクの汚れ、ほこりなどが、はがれ落ちた角質と混じり合って角栓となって毛穴に詰まるのが詰まり毛穴です。皮脂分泌が多いTゾーンを中心に、鼻の頭や小鼻の周りに現れやすく、さわるとざらざらした感触があるのが特徴です。
詰まった角栓が排出されず、長時間肌にとどまったままになると、次第に酸化して黒ずんでさらに目立つ黒ずみ毛穴になることもあります。

開き毛穴

開き毛穴は、Tゾーンなど皮脂分泌が盛んな部位によく見られる毛穴トラブルで、過剰な皮脂分泌によって毛穴が丸く開きます。皮脂は肌の潤いをキープするために欠かせませんが、量が多すぎると毛穴の中にある皮脂腺の出口が広がり、毛穴も目立ってしまいます。一度開いた毛穴は、角栓を除去しても閉じにくいのが特徴です。

たるみ毛穴

開いた毛穴の形が楕円形なら、加齢に伴って肌がたるんだことによるたるみ毛穴かもしれません。
年齢を重ねると、肌の水分量をはじめ、肌のハリや弾力を生み出すコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が全体的に減っていきます。すると、肌が重力にあらがえずにたるみ始め、毛穴が縦に広がって目立ち始めるのです。たるみ毛穴は、頬やほうれい線など、たるみの影響が出やすい部分によく見られます。

乾燥毛穴

肌の乾燥が進むと、水分不足によって毛穴周辺の肌がしぼみます。すると、毛穴周辺の肌や、毛穴そのものが影になってデコボコが目立つように。これが乾燥毛穴です。
乾燥した状態が続くと、外的刺激から守ろうとして肌は皮脂を大量に分泌するため、開き毛穴や詰まり毛穴に発展する可能性もあります。

メラニン毛穴

メラニン毛穴は、大量の紫外線を浴びることでメラニンが過剰に作られ、毛穴入り口に色素が沈着して黒ずんで見える毛穴トラブルです。詰まった角栓が酸化して目立つ黒ずみ毛穴と間違われることも多いですが、メラニン毛穴は毛穴ではなくその周囲がドーナツ状に黒ずんでいるのが特徴。過度なマッサージや誤ったスキンケアで生じる摩擦が原因となることもあります。

クレーター毛穴

過去にできたニキビによって皮膚の真皮層が傷つき、へこんだままのクレーター状になってしまうクレーター毛穴。できたニキビをケアせず放置したりつぶしたりといった、不適切なニキビケアが引き起こす毛穴トラブルです。
クレーター毛穴の原因は肌の真皮層にあるため、ダメージの修復は容易ではありません。へこんだ皮膚を再生させるため、レーザー治療などが必要になる場合があります。

クレンジングで解消できる毛穴トラブルは?

トラブルのある毛穴は、肌の上でポツポツと目立ちます。全体の印象をくすませる原因にもなるため、洗顔やクレンジングでなんとかしようと考える人は多いでしょう。しかし、毛穴トラブルのうち、クレンジングやピーリング、洗顔などで解消できる可能性があるのは、角栓が詰まった詰まり毛穴です。

メラニン毛穴やクレーター毛穴、開き毛穴、たるみ毛穴、乾燥毛穴については、原因が汚れではないため、クレンジングで解消するのは困難です。過度に洗顔やピーリングを行うことによって、必要な皮脂や水分まで失われ、反対に乾燥が進むことも考えられます。摩擦による肌への刺激も気になるところです。
クレンジングをする際は、適度な洗浄力のクレンジングを選び、汚れと余分な皮脂だけを落として、潤いを保つことを心掛けてください。

毎日のクレンジングには肌に合った物を選ぼう

毛穴トラブルの解消を目指すためには、肌の状態やメイクの濃さに応じて適切にクレンジングを使い分けることが大切です。ここでは、代表的なクレンジングの種類と特徴をご紹介しましょう。

クレンジングオイル

クレンジングオイルは洗浄力が非常に高く、ウォータープルーフの日焼け止めやカバー力の高いファンデーション、皮脂汚れなども落としやすいのが特徴です。ただし、洗浄力が高い分、潤いも奪われやすいことには注意してください。乾燥肌や敏感肌の人には刺激になることもあります。

クレンジングバーム

近年、さまざまな種類が登場しているクレンジングバームは、手のひらに伸ばして温めることでオイル状になり、肌を包み込むようにしっとりと洗い上げるのが特徴です。洗浄力はありますが、クレンジングオイルほど強くないので、しっかり汚れを落としつつ乾燥を抑えたい場合にも◎。

クレンジングクリーム

クレンジングクリームは油分が多く、マッサージクリームとして使える商品も多いクレンジング。肌になじむとオイル状に変化し、洗浄力は高めながらも洗い上がりはしっとりしているのが特徴です。ただし、洗い流すのに時間がかかる傾向があるため、短時間でメイクや汚れを落としたい人には不向きです。

クレンジングミルク

乳液のように滑らかな使い心地で、肌への負担が少ないのがクレンジングミルク。洗浄力は弱めなので、ナチュラルメイクに適しています。洗い上がりにしっとり感があるのが特徴で、乾燥肌や敏感肌の人も使いやすいクレンジングです。

クレンジングリキッド(クレンジングローション)

クレンジングリキッド(クレンジングローション)は、オイルフリーで水分がベースなので、さらっとした感触。さっぱりした使い心地で、脂性肌の人、まつげエクステを利用している人にもおすすめです。
同じく水分ベースのクレンジングとして「水クレンジング」がありますが、こちらはコットンに含ませて拭き取るタイプのクレンジングです。

クレンジングジェル

クレンジングジェルには水性タイプと油性タイプがあり、水性はまつげエクステをつけている人にも向いています。洗い上がりはさっぱりした使い心地で、洗浄力は強くないのでナチュラルメイク向き。

詰まり毛穴の解消にはプラスワンのクレンジングを

詰まり毛穴を解消するには、メイクや汚れを落とす毎日のクレンジングだけでは不十分かもしれません。肌や毛穴詰まりの状態に応じて、下記のようなプラスワンのクレンジングも試してみましょう。

ピーリング

ピーリングには「皮をむく」という意味があり、古い角質を取り除いてターンオーバーを活性化するものです。市販のピーリング剤はリンゴ酸など肌への負担が少ない物が主流ですが、刺激があるため使いすぎると肌にダメージを与える可能性があることに注意してください。

酵素洗顔

酵素は、新陳代謝や消化吸収に不可欠な成分で、主にたんぱく質で構成されています。水にふれると不活性化するため、水分を含まないパウダータイプが多いです。洗顔料に含まれる酵素は大きく2種類あり、毛穴詰まりを解消したい場合は「皮脂分解酵素」が含まれているタイプがいいでしょう。

クレイパック・クレイ洗顔

クレイは粒子の細かい泥のことで、毛穴に詰まった汚れや皮脂を吸着し、古い角質を取り除く効果があるとされています。クレイが配合されたアイテムはパックや洗顔料などが多く、カルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛といったミネラル成分も含まれているため、使うたびにしっとりとした肌に近づくのもうれしいポイントです。

毛穴ケアには美顔器がおすすめ

クレンジングで解消できる毛穴トラブルはごく一部。詰まり毛穴以外の毛穴トラブルを自宅でケアするには、トラブルの状況に合った美顔器の使用がおすすめです。また、詰まり毛穴も、クレンジングによるケアと併せて美顔器でケアすることで、より早く解消を目指せるでしょう。
ここからは、トラブルごとにおすすめの美顔器の機能をご紹介します。

毛穴汚れを取り除きやすくする:スチーマー

詰まり毛穴解消のポイントは、毛穴に詰まった汚れを取り除き、肌を活性化させること。スチーマーは肌を保湿しながら温めて毛穴を開かせ、肌の深い部分の角栓まで浮かせて取りやすくしてくれます。
ほかにも、細かい振動で角栓を浮かせる超音波、酸化した汚れを吸着して除去するイオン導出といった機能がある美顔器などがおすすめです。

スチーマーについては、こちらの記事もご覧ください。
スチーマーの肌効果とは?美顔器の選び方や使い方を解説

皮脂の過剰分泌で開いた毛穴に:LED

皮脂の過剰分泌が原因の開き毛穴には、LEDがおすすめです。特に、殺菌効果が高く皮膚の炎症を抑える効果がある青色のLED、真皮細胞を活性化させて再生を促す白色や赤色のLEDが◎。
肌の汚れを落とし血行を促進する超音波や、肌の奥まで美容成分を届けるイオン導入と併用するといいでしょう。

肌老化によるたるみ毛穴を引き締める:EMS、RF

肌の老化が原因のたるみ毛穴には、エイジングケアのための美顔器を利用することをおすすめします。特に、表情筋の引き締めやフェイスラインのリフトアップに効果的なEMS、肌内部に熱を加えてコラーゲンやエラスチンの再生を促すRF(ラジオ波)はエイジングケアに効果的とされています。真皮の細胞を活性化させる白色や赤色のLEDも併せて利用するといいでしょう。

EMSについては、こちらの記事もご覧ください。
EMS美顔器とは?エイジングケア効果や選び方を解説

乾燥して開いた毛穴を保湿でカバー:イオン導入

乾燥毛穴のケアには、なんといっても保湿が第一。美容成分を肌の奥まで浸透させるイオン導入、粒子の細かい水蒸気で細胞の奥まで水分が行き渡るスチーマーなどを使って、乾燥を改善しましょう。

ターンオーバー促進でメラニン毛穴を目立たなくする:LED(緑色)

メラニン毛穴は、ターンオーバーが乱れてメラニンが増加することによって発生します。緑色のLEDでメラニン生成を抑えましょう。血行を促進する超音波、有効成分が深部に届くイオン導入も、ターンオーバーの正常化に役立ちます。

ニキビ跡が目立つクレーター毛穴 に:RF

クレーター毛穴には、肌のダメージを抑えつつ真皮に熱を届け、コラーゲン、エラスチンの再生やターンオーバーを促進させるRFが効果的です。併せて、スチーマーで潤いをプラスするといいでしょう。また、ニキビを繰り返さないように、アクネ菌の増殖や皮脂分泌を抑えるとされる青色のLEDを利用するのもおすすめです。

RFについては、こちらの記事もご覧ください。
RFとは?RF美顔器の美容効果や使い方を解説

トラブルに合ったケアで、毛穴悩みを解消しよう

毛穴のトラブルは、誤ったケアを続けるとさらに悪化する可能性があります。毎日のスキンケアでメイクや肌に合ったクレンジングを利用するとともに、解消できないトラブルは、美顔器を併用してみるのもおすすめです。 トラブル解決に役立つ機能を備えた美顔器を選んで、気になる悩みを解消し、すこやかな肌を取り戻しましょう。

この記事の執筆者
美顔研究所 編集部
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