美顔器とエステサロンどっちを選ぶ?メリット・デメリットを検証
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美肌を目指してスペシャルケアをしようと思ったとき、美顔器を使おうか、エステサロンに通おうか、迷う人もいるのではないでしょうか。美顔器もエステサロンも、通常のスキンケア以上の効果が期待できますが、どちらが自分に合っているのか判断するのは簡単ではありません。
そこで今回は、美顔器とエステサロンのメリット・デメリットを比較しながら、自分に合うケア方法の選び方をご紹介します。
※本記事における「浸透」「導入」とは、角質層までの浸透・導入のことを指します。
※本記事における「美白」とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことを指します。
美顔器を使うメリット
美顔器は、プロの施術を受けたような美容効果が、自宅で手軽に得られると人気のアイテムです。まずは、美顔器を使うメリットについて見ていきましょう。
通う手間がなくいつでも使える
美顔器は、時間や場所を問わずケアができることが一番のメリットでしょう。予約する、店舗に足を運ぶなどの手間がなく、好きな時間にケアができます。美容液やジェルなどを用意したり、電源を確保したりといった手間は必要ですが、一度購入したら何度でも使えますし、勧誘や追加料金などの心配もありません。
エステサロンに通うよりコストが低い
エステサロンに通うとなると、1回あたり最低でも5,000円程度はかかります。メニューやコースによっては、1万円を超えることも珍しくありません。さらに、店舗の場所によっては交通費もかかります。
美顔器は安い物から高価な物まで幅広くありますが、人気の機種は3~5万円程度が多いです。購入代金として初期費用はエステサロンよりも高い場合もありますが、購入後は自宅にいながら何度でも使用できるため、1回あたりのコストとしては、エステサロンに定期的に通うより下げられるでしょう。
最近では美顔器のサブスクリプションサービスや美容家電のレンタルサービスも登場しており、それらを使用すれば、購入前に効果を試すこともできます。
化粧品を使う以上の効果が期待できる
毎日のスキンケアに使う化粧水や乳液などの基礎化粧品は、すこやかな肌を維持するために欠かせませんが、効果は限定的です。美顔器のRF(ラジオ波・高周波)やイオン導入・導出、スチームなどの機能を使用すれば、美容成分を肌の奥深くまで浸透させ、内側から美肌を目指すことができます。普段使っている基礎化粧品の効果をより高めることも期待できるでしょう。
ダウンタイムがない
エステサロンで施術を受けた場合、「ダウンタイム」が必要なケースがあります。ダウンタイムとは、施術を受けてから通常の生活に戻るまでの時間を指し、この期間は肌が敏感になっているため、紫外線やメイクといった刺激を避けなければなりません。そのため、ダウンタイムが発生する施術を受けたいときは、季節やスケジュールを調整する必要があります。
家庭用の美顔器であれば、使用後のダウンタイムは必要ないことがほとんどでしょう。使用後もすぐに普段どおりにメイクすることができます。
エステサロンに通うメリット

エステサロンは美容のプロから施術を受けることで、なりたいに肌に近づけると人気です。エステサロンに通ってケアを受けるメリットをご紹介します。
プロから肌に合わせたケアを提案してもらえる
エステサロンでは、スキンケアのプロであるエステティシャンに、肌の状態や悩みについて相談しながら自分に合ったケア内容を決められます。普段のスキンケアについて相談したり、アドバイスを受けたりできるのも魅力です。
美顔器は種類別にさまざまな機能が搭載されており、自分の肌の悩みに合わせて選ばなければなりません。どの機能が何に効果があるのかを理解し、自分に何が合っているのかを考える必要があります。
家庭用の美顔器よりマシンの出力が高い
エステサロンで導入されている美顔器などの機器はプロ仕様のため、家庭用の美顔器よりも高い効果が期待できるものが多いです。その分、ダウンタイムが必要になることがありますが、1回で目に見える効果が感じられる点はメリットでしょう。
非日常感が味わえる
美肌ケアのためにエステサロンへ出向き、リラックスできる空間でプロにケアしてもらうことで、家庭用美顔器では体験できない非日常感を味わえます。エステサロンに通う人の中には、こうした非日常空間でリフレッシュすることを楽しみにしている人も少なくないでしょう。
美顔器のデメリット

コストを抑えつつ好きなタイミングでケアができる美顔器ですが、デメリットとしてはどのようなことに注意すべきなのでしょうか。考えられるデメリットをいくつかご紹介します。
自分でケアをしなければならない
家庭用美顔器を使う場合は、自分の手でケアをしなければなりません。普段、仕事や家事などで忙しいと、スキンケアのモチベーションの維持が難しい人もいるでしょう。
また、自分でケアをする場合、正しい使い方ができるかどうかといった問題もあります。美顔器は適切な頻度で、正しい使い方をすることで効果が期待できるものです。頻度や使い方を誤ると、かえって肌にダメージを与える可能性があります。
エステサロンのマシンより出力が低い
家庭用の美顔器は、専門的な知識のない人にも安全に使用できるように設計されています。そのため、エステサロンの業務用マシンと同じ機能であっても、出力は弱めです。家庭用の美顔器は、1回使用しただけでは劇的な変化が起こりづらく、継続して使い続ける必要があるでしょう。
機器の選び方が難しい
一口に美顔器といっても、スチーマーやローラー、超音波、イオン導入、ウォーターピーリングなど、さまざまな機能があり、機能によってどのような肌の悩みにアプローチできるのかは違います。自分に合った美顔器を選ぶためには、どの機能にどのような効果が見込めるのか、しっかり理解しなければなりません。ひとつの美顔器に複数の機能が搭載されていることが多く、価格もさまざまのため、どの美顔器を選ぶか迷うこともあるでしょう。
エステサロンのデメリット
プロの技術や知識のもと、より本格的なケアができるエステサロンですが、美顔器を利用することと比較して、デメリットと感じられることもあるかもしれません。エステサロンのデメリットに挙げられることをご紹介しましょう。
予約する手間や通う手間がかかる
エステサロンに通うとなると、ある程度の移動時間や予約の手間がかかります。また、行きたいときに予約が取れて、通いやすい場所にあるエステサロンを探すのは簡単ではないでしょう。
美顔器の購入よりコストがかかる
エステサロンでの美肌ケアは、定期的に通って施術を受けないと効果が持続できないケースが多いです。1回あたりの料金が美顔器よりも高くつくため、コスト面でデメリットに感じる人もいるでしょう。ホームケア用の化粧品の購入や、追加のコースをすすめられるなどして、当初の想定よりコストが上がることもあるかもしれません。
美顔器はエステサロンよりも効果を実感できるのは遅い一方で、1回購入すれば長期間のケアが可能です。
担当者によって技術に差がある
エステティシャンの技術や知識には、人によってばらつきがあるのが実情です。エステサロンに行ってはみたものの、担当者と相性が良くない、技術や知識に不満ということもあるでしょう。自分に合ったエステサロン、エステティシャンに、すぐに出会えるとは限りません。
美顔器とエステサロン、選ぶ決め手は継続できるかどうか
美顔器とエステサロンそれぞれのメリットとデメリットを見てきましたが、「結局どちらが自分に合っているのか決められない」という人もいるかもしれません。
美顔器を使うか、エステサロンに通うか、どちらがいいと一概にいうことは難しいですが、悩んだときの決め手は「どちらなら継続できるのか」です。毎月の美肌ケアにかけられる予算や時間の余裕を洗い出して、美顔器とエステサロンのどちらが無理なく継続できるか考えてみてください。自分に合ったケアで、すこやかな美肌を目指しましょう。