美容の悩み

美顔器で得られる効果は? 肌悩み合った選び方・使い方

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SNSや雑誌などでよく取り上げられる美顔器。毛穴の開きやフェイスラインのたるみ、しわといった肌の悩みを自宅でケアできるため、興味を持っている人は多いです。しかし、「本当に効果があるのか」「自分にはどの機能が必要なのか」など、気になる点も多いもの。美顔器は安価ではありませんから、「とりあえず買って試してみよう」とはなかなか思えません。
ここでは、美顔器の購入を検討している人のために、機能と効果のほか、肌の悩み別の選び方を解説します。

※本記事における「浸透」「導入」とは、角質層までの浸透・導入のことを指します。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。購入にあたっては、各商品に記載の内容や商品説明を確認してください。
※リフトアップやたるみ・シワ改善効果が認められた「リフトアップ美顔器」はありません。本記事では、肌の引き締め効果がある商品を紹介しています。

美顔器の機能と効果

一口に美顔器といっても、その種類はさまざま。購入する前に、自分が必要とする機能が美顔器に搭載されているか、しっかりチェックする必要があります。まずは、代表的な美顔器の機能と効果をご紹介しましょう。

EMS

EMSは、Electrical Muscle Stimulationの略。肌に微弱な低周波の電流を流し、肌の奥にある表情筋を収縮させて動かします。元々は、ケガで筋肉を痛めた人や病気で筋力が衰えた人のため、痛みの軽減やリハビリを目的として医療現場で使われてきました。
顔には60種類程の筋肉がありますが、そのうち使われているのは30%程度といわれています。使わない筋肉はやがて衰え、重力に逆らえずに垂れ下がってしわやたるみ、むくみなどの原因に。EMSは、普段使われにくい表情筋を刺激して動かすことで、小顔や脂肪燃焼、リフトアップなどの効果が期待できます。

また、EMSは、こった筋肉をほぐすのにも効果的。偏った姿勢やストレス、加齢などの影響で筋肉がこり固まると、血流が滞ってむくんだり脂肪がついたりする可能性があります。
こりすぎた筋肉をEMSでほぐすことで、老けて見える原因になる、しわやほうれい線の改善も見込めます。

超音波

超音波は、人間には聞こえない周波数の高音です。超音波美顔器は、超音波が生じる際の微細な振動を利用し、肌に良い影響を与えるものです。美顔器に使われるのは1~9MHz程度で、数値が大きければ肌表面に、小さければ肌の奥に振動が伝わるといわれています。
微細な振動によって、目には見えない毛穴の汚れを浮き上がらせたり、美容成分を肌の奥まで浸透させたりといった効果が見込めます。

なお、超音波美顔器は振動によって肌を動かすため、マッサージ効果も得られます。手を使ってマッサージする場合と違い、肌への摩擦が少ないのも超音波のいいところ。皮膚の細胞を活性化させたり脂肪燃焼を助けたり、筋肉を収縮させることで引き締めるといった効果が期待できるでしょう。
さらに、細胞の動きを活発化させることで細胞同士の摩擦が起き、それで生じた熱エネルギーによる温熱効果も得られます。

イオン導入・イオン導出

イオン導入は、化粧水や美容液などの美容成分に微弱な電流を流し、普段のお手入れでは届きにくい、肌の奥深くに浸透させるものです。肌のバリア機能は、外的刺激から肌を守るために欠かせませんが、美容成分も弾いてしまいます。イオン導入によって、一時的にバリア機能を越えて、大量に有効成分を届けることが可能とされています。

イオンの力で美容成分を浸透させるイオン導入とは反対に、イオン導出は微弱な電流を流して古い角質や汚れ、ほこりなどを引きつけて除去するもの。普段のクレンジングや洗顔では、落としきれない汚れまでしっかり取り除くことが可能です。毛穴の黒ずみの解消やニキビ予防などに効果があるとされるほか、美容成分の浸透のサポートが期待できます。
イオン導出の後にイオン導入を利用することで、より一層、美容成分を肌の奥深くに浸透させられるでしょう。

スチーム(水蒸気)

スチーム美顔器は、肌に温かい水蒸気をあてることで、乾燥や血行不良などで硬くなった肌をやわらかくし、その後に使う化粧水や美容液を浸透させやすくするものです。冷たいミストを噴射する機能を併せ持つタイプもあります。
機器から出るスチームは、一般的な水蒸気に比べて粒子が細かく、細胞の奥まで水分が行き渡るのが特徴。水分を十分に含んでふっくらした肌は、乾燥が改善し、小じわが目立たなくなります。美容成分がよくなじみ、効果が出やすくなるのもポイントです。

また、温かいスチームが出る美顔器なら、毛穴のケアや血行促進効果も。毛穴が開いて、詰まった汚れが浮き上がって取れやすくなったり、温めることでくすみが解消したりといった効果が期待できるでしょう。

RF(ラジオ波)

RFは、ラジオ波と呼ばれる高周波の電磁波のこと。エステサロンや美容クリニックでもよく使われている技術で、皮膚を細かく振動させることで皮膚の奥で熱を発生させ、深部から温めます。
肌の表面を温めただけでは届かない部分まで熱が届くので、血流が良くなって新陳代謝が活発化します。古くなった皮膚が角質となってはがれ落ち、新しい皮膚へと入れ替わる「ターンオーバー」が促進され、美しい肌を保つことができます。

RFの熱は、肌内部の組織にダメージを与えることによって、肌のハリや弾力の源になるコラーゲンやエラスチンの再生を促します。並行して適切なケアをすれば、長期的に美肌を維持することができるでしょう。なお、RFが肌の表層部分にダメージを与えることはありません。

LED

照明や電球をイメージする人が多いLEDは、近年美容分野で注目されている技術のひとつです。LEDは、発光ダイオードとも呼ばれ、電気を流すと発光する半導体の一種。LED美顔器は、LEDの光を照射することで肌に良い影響を与える仕組みです。
光を照射して肌を活性化させる手法は、エステなどで以前から行われていたものですが、LED美顔器は色によって得られる効果が異なる点に特徴があります。主なLEDの色による効果の違いは、下記のとおりです。

赤色

赤色のLEDの光は、コラーゲンやエラスチンのもとになる細胞が存在する真皮まで届き、細胞を活性化させます。血行が良くなり、クマやくすみが改善されるほか、ターンオーバーの促進による表皮の再生といった作用が期待できます。

青色

青色のLEDの光には、皮脂の分泌を抑える効果があり、殺菌効果も高いため、ニキビ治療に使われることが多い色です。ニキビのもとになる細菌に青色LEDがあたると炎症が抑えられ、ニキビができにくくなります。
重度のニキビを改善するのは難しいですが、繰り返しできやすい箇所や、できたばかりの軽度のニキビに使用するといいでしょう。

緑色

緑色のLEDの光は色素沈着を防ぐ効果があり、シミやそばかす、くすみなどを薄くする効果が見込めます。肌のターンオーバーを正常化する効果も期待でき、小さな傷跡や、ニキビ跡のケアにも有効でしょう。うっかり日焼けした後、シミになるのを防ぎたいときにも有効です。

あなたの肌の悩みに効果的な美顔器はどれ?

美顔器には複数の機能が搭載されている場合が多いので、何を選べばいいか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。美顔器を選ぶ際には、自分が最も気にしている部分にフォーカスし、適した機能がある美顔器を選ぶのがポイントです。ここからは、肌の悩みごとに、おすすめの美顔器をご紹介します。

しわが気になる

しわの原因は、大きく「肌の乾燥や紫外線のダメージ」「女性ホルモンの減少に伴う肌のハリ・弾力の低下」「繰り返す表情の癖」の3つに分かれます。このうち、美顔器で改善が見込めるのは、「肌の乾燥や紫外線のダメージ」「女性ホルモンの減少に伴う肌のハリ・弾力の低下」の2つです。
乾燥には、スチーマーでの水分補給や、深部まで潤い成分を届けられるイオン導入が◎。加齢とともに減少する女性ホルモンの分泌量が原因でハリや弾力が失われている場合は、肌の内部にアプローチしてコラーゲンやエラスチンの再生を促す、RFがぴったりです。

シミやくすみが気になる

紫外線ダメージの蓄積や加齢、ターンオーバーの乱れなどで、いつの間にかできているシミやくすみ。
肌の印象を暗く見せるこれらのお悩みは、肌の新陳代謝を活発にして、コラーゲンやエラスチンの生成を促進してくれる赤色のLEDのほか、肌の奥まで美肌成分を浸透させる効果があるイオン導入が適しています。

たるみやほうれい線が気になる

たるみやほうれい線は、年齢を重ねるにつれて多くの人が抱えるお悩み。そのため、ほとんどの美顔器で対応が可能です。
たるみやほうれい線以外に、予防的な意味も含めて、気になる機能をチェックしてください。防水かコードレスかをチェックするほか、ヘッドの形やサイズ感などもチェックしましょう。

毛穴が気になる

乾燥したり、紫外線を浴びたりすると、肌はダメージを食い止めようとして大量の皮脂を分泌。すると、余分な皮脂と、皮脂に混じった汚れが蓄積し、毛穴が目立つようになります。
このようなときは、超音波美顔器を使ったクレンジングや、イオン導出で毛穴の汚れを徹底的に取り除きましょう。

また、コラーゲンやエラスチンといった肌のハリを保つ成分の減少でも、毛穴は目立ってきます。肌がたるみ、毛穴が広がることで目立つため、コラーゲン、エラスチンの再生を促すRF赤色のLEDなどがおすすめです。

顔を小さく見せたい

顔は、元々の骨格のほか、むくみや筋肉の肥大、たるみなどによっても大きく見えます。大きく見える原因によって美顔器を使い分け、小顔を目指しましょう。

ホルモンバランスの乱れや食習慣などが原因で肌がむくみがちな場合は、フェイスラインをシャープにしてくれるローラー美顔器を試してみてください。コンパクトで持ち運びがしやすいので、寝起きや夕方などむくみが出るタイミングに合わせてサッと使えます。使いすぎた咬筋が肥大してこっている場合も、ローラーでこりをほぐすことで顔の面積を小さくできるでしょう。
フェイスラインのたるみで顔が大きく見える場合は、表情筋を鍛えるEMSでのアプローチが最適。さぼりがちな筋肉を効率的に鍛えて、引き締まったフェイスラインを手に入れましょう。

美顔器の効果を高める使い方のポイント

少しでも早く悩みを解決したいからといって、勝手に美顔器の使用頻度を増やすのはNG。美顔器は使い方によって肌に負担になる可能性があります。使用頻度や時間などは使う前にしっかり確認し、使い方をしっかり守ってください。

美顔器は、肌表面に水分がないと使えないタイプが多く、ジェルや美容液など専用の化粧品が必要なタイプもあります。その場合は、効果の最大化と美顔器の故障防止のため、必ず専用の化粧品を使いましょう。美顔器を購入する場合、本体価格だけでなく、専用の化粧品があるかどうかでランニングコストを考えることも重要です。
ローラータイプはそのまま使っても構いませんが、ジェルや美容液を塗ってから使うことで肌への負担を軽減できます。

美顔器は悩みによって必要な機能を選ぶことが大切

美顔器を購入するにあたり、最も気になるのが「本当に効果があるのか」ということではないでしょうか。美顔器は正しい使い方を継続することで効果が期待できるもの。使い方次第でかえって肌に負担をかけてしまうこともありますから、使用方法をしっかり守って、悩みのない美しい肌を目指しましょう。
美顔器ごとの機能を知って、自分の肌の悩みに合ったタイプを選んでください。

この記事の執筆者
美顔研究所 編集部
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