美容の悩み

ニキビ肌のケアにフェイスパックはだめ?効果的なパックの使い方を解説

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顔にできてしまったニキビケアには、市販薬を使ったり美容皮膚科で診療してもらったりと、いくつか方法がありますが、セルフケアとしてパックを使っても良いのか気になる人も多いのではないでしょうか。顔用のパックは、シミやくすみなど、肌の悩みにアプローチできる物をはじめ、さまざまな種類のアイテムが登場しています。

この記事では、ニキビにパックは使えるのかをはじめ、ニキビ跡のケアにおすすめのパックや、ニキビ対策としてできることについてご紹介します。美しい肌づくりを目指すための適切なニキビケアの方法と、ニキビを予防するためのポイントを見ていきましょう。

※本記事における「美白」とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことを指します。
※本記事における「浸透」「導入」とは、角質層までの浸透・導入のことを指します。

ニキビはパックでケアをしても問題はない?

まずは、パックを使ってニキビのケアはできるのかどうかについて解説します。パックを使っても問題ないかどうかは、ニキビの状態によって異なります。

現在できているニキビのケアにパックは不向き

結論からいうと、現在できている、炎症を起こしているタイプのニキビのケアにパックはおすすめできません
本来、パックとは普段の化粧水などのスキンケアアイテムだけでは補えない保湿成分や、美容成分を肌に浸透させるためのアイテムです。肌が乾燥しているときや、なんとなく肌の調子が悪いと感じたときにパックを使ってケアをしたり、ニキビを予防したりするのには効果が期待できる一方で、ニキビそのものを治すのにはあまり適していません。

そのため、ニキビができているけれど、どうしてもパックを使ったケアで肌の状態を整えたいというときは、ニキビのある部位を避けてパックを使うこと、そしてパックは長時間使用せず、使用後は洗い流すことを心掛けましょう。

ニキビにパックを使うと悪化させる可能性がある理由

顔用のパックには、シートタイプと塗るタイプの2つがあります。いずれも、肌の表面に貼ったり塗ったりする物で、ニキビができた肌にある程度の刺激を与えます。

ニキビができた部分は肌が炎症を起こしており、デリケートな状態です。そこにパックで刺激を与えてしまうと、皮膚の表面を傷つけたり、雑菌が入り込む原因となってしまったりします。さらに、皮膚に密着するパックによってニキビがつぶれて、目立つニキビ跡が残ってしまうおそれもあるのです。

また、パックは毎日のスキンケアに使う化粧水などと比べて、短時間でも効果が期待できる、即効性の高い美容成分が含まれるタイプの物も多いです。即効性が高い分、刺激が強い成分も多いため、ニキビのできた部分へ強い負担がかかってしまう可能性もあります。

さらに、パックを使って長時間保湿をすると、水分過多になって肌がふやけた状態となってしまうことも。その結果、正常な皮脂の分泌ができなくなったり、バリア機能がさらに低下してしまったりする場合があります。ニキビケアには適度な保湿は重要ですが、水分過多の状態は避けたほうがいいでしょう。

パックはニキビ跡のケアにはおすすめ

ニキビそのもののケアには不向きなパックですが、ニキビ跡のケアにはおすすめです。ニキビ跡をパックで丁寧にケアすることで、少しずつ目立たなくできる可能性があります。

パックを使って効果的にニキビ跡のケアをするには、自分のニキビ跡の状態を踏まえて適したパックを選ぶことが大切です。

ニキビ跡の状態別・パックの選び方

続いては、ニキビ跡の状態別に、どのようなパックがおすすめなのかを見ていきましょう。ニキビ跡の状態は、「赤みがあるタイプ」と「茶色く色素沈着しているタイプ」の2種類に分けられます。それぞれ効果が期待できるパックが異なるため、自分のニキビ跡の状態に合わせて選ぶことをおすすめします。

赤みのあるニキビ跡に適したパック

赤みのあるニキビ跡は、炎症を抑えながらアプローチしていくことがポイントです。抗炎症作用や鎮静作用のあるパックを選び、肌の再生を促しましょう。
主な抗炎症成分には、次のようなものがあります。

<主な抗炎症成分>

  • ・グリチルリチン酸ニカリウム
  • ・イブプロフェンピコノール
  • ・ツボクサエキス
  • ・アラントイン
  • ・サリチル酸  など

なお、前述のように、今まさにニキビが炎症を起こして腫れているときは、パックは強い刺激となってしまうため、使用は避けるのがおすすめです。

茶色く色素沈着したニキビ跡に適したパック

炎症が収まっており、茶色く色素沈着したニキビ跡には、美白成分が入ったパックがおすすめです。美白効果の高い成分を含むパックを使うことで、メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを予防しつつ、肌の細胞が一定の周期で生まれ変わるメカニズムであるターンオーバーの促進によって、ニキビ跡の色素沈着の改善も期待できるでしょう。
主な美白成分 には、次のようなものがあります。

<主な美白成分>

  • ・ビタミンC誘導体
  • ・アルブチン
  • ・ハイドロキノン
  • ・トラネキサム酸 など

効果的なパックの使い方

パックによるケア効果を高めるためには、必ずパックの使用方法を事前に確認し、使うタイミングや使用時間などを守ることが大切です。ここでは、基本的なシートタイプのパックの使い方をご紹介します。

パックは化粧水の後に使うのが基本

シートタイプのパックは、化粧水の後に使う物が多いです。肌に水分を与えた上でシートを密着させることで、肌のキメが整いやすくなります。ただし、パックによっては化粧水前の使用が推奨されている物もあるため、使用前に使用方法をチェックしておきましょう。

パック後は乳液やクリームでさらに保湿する

パックだけでスキンケアを終えてしまうと、せっかく与えた潤い成分や美白成分などが逃げてしまいます。通常のスキンケアと同様に、最後は乳液やクリームなど、油分を持つアイテムで蓋をして保湿しましょう。

ニキビを作らないためにできること

パックを使ったニキビ跡のケア方法をご紹介してきましたが、すこやかな肌づくりのためにはニキビ自体を作らないように対策することも大切です。続いては、ニキビ予防のための3つのポイントをご紹介します。

保湿のバランスを重視する

保湿は、しすぎもしなさすぎも良くありません。肌が乾燥しているとバリア機能が低下して外部からの刺激を受けやすく、ニキビもできやすくなりますが、保湿しすぎてふやけた状態の肌も、正常な皮脂の分泌ができなくなったり、バリア機能が低下したりすることがあります。

洗顔後は化粧水や乳液、クリームを使って毎回保湿する必要がありますが、肌の状態に合わせて適度な潤いを与えるように心掛けましょう。

食事・睡眠・生活習慣やストレスのケアも行う

肌のターンオーバーは、加齢や不規則な生活習慣、ストレスなどが原因となって乱れがちになり、肌荒れやニキビを引き起こします。

毎日のスキンケアを欠かさないだけでなく、栄養バランスの良い食生活や質の良い睡眠、そして適度な運動などの生活習慣を心掛けることでもニキビはできにくくなります。ストレスを溜め込まずに、できるだけ心身ともにリフレッシュすることも大切です。

定期的に角質や毛穴のケアを行う

通常の洗顔やクレンジングに加えて、定期的に角質や毛穴もケアし、ニキビができにくい肌の状態に整えておくことも効果的です。おすすめは、美顔器を使ったアプローチです。下記のような美顔器を使用することで、ニキビを予防しつつ自宅で美肌ケアができるようになります。

スチーム美顔器

スチーム美顔器は、温かいスチーム(水蒸気)で毛穴を開かせて、肌をやわらかくする効果が期待できます。その後のスキンケアで、美容成分が浸透しやすくなるでしょう。

ウォーターピーリング美顔器

ウォーターピーリング美顔器は、水と超音波で毛穴汚れや古い角質の除去を期待できます。やわらかく清潔な肌づくりにおすすめです。

超音波美顔器

超音波美顔器は、微細な振動を肌に与えることで、毛穴の汚れを浮き上がらせる効果が期待できます。化粧水や美容液の浸透力アップを目指せるでしょう。

イオン導出美顔器

イオン導出美顔器は、微弱な電流によって美容成分をイオン化させて、肌に浸透しやすくさせる効果が期待できます。毛穴の引き締めケアを効果的に行うことができます。

ニキビ跡のケアのポイント

ニキビ跡のケアには、普段のスキンケアや生活習慣を見直すことが重要です。ニキビ跡のケアで心掛けたい、5つのポイントを見ていきましょう。

ターンオーバーを促す

色素沈着などの原因であるメラニンは、肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーによって、徐々にはがれ落ちていきます。日々のスキンケアや規則正しい生活習慣で、ターンオーバーを整えることが重要です。

また、ターンオーバーを促す美顔器を使うのも効果が期待できます。ターンオーバーの促進には、極めて微弱な電流を使ったマイクロカレント美顔器のほか、肌表面の汚れや余分な物を吸着して除去する機能のあるイオン導出美顔器、LED(発光ダイオード)を使用したLED美顔器(緑色)、レーザー光線の働きで肌の新陳代謝を促すレーザー美顔器などがおすすめです。

できるだけ紫外線を浴びない

ニキビ跡として残ったメラニン色素は、紫外線を吸収するとさらに濃いシミとなって肌に残ってしまうことがあります。紫外線によるダメージはシミ以外にもさまざまな肌トラブルの原因となるため、季節や天気を問わず対策をすることが大切です。日焼け止めや日傘、帽子などで紫外線対策を忘れないようにしましょう。

美白ケアのできる化粧品でスキンケアを行う

市販のニキビケア向けの薬は、炎症を抑えたり赤みを目立たなくしたりする効果がある一方で、ニキビ跡を根本的にケアすることは難しいといえます。ニキビ跡には、メラニンの生成を抑えつつ、ターンオーバーを促進する美白成分の配合された化粧品を使うといいでしょう。

また、長期間治らないニキビ跡は、市販薬では対処できない可能性もあるため、専門の皮膚科やクリニックに相談するのもおすすめです。

ニキビに刺激を与えないようにする

ニキビ跡は、むやみに手でさわったりこすったりすると負担がかかり、悪化してしまいます。洗顔やクレンジングの際も、必要以上に刺激を与えないように注意しましょう。

また、必要以上に肌の油分を落とさないこともポイントです。必要な皮脂まで除去してしまうと皮脂の過剰な分泌を招き、かえってオイリー肌になってしまう可能性もあるためです。洗浄力の強すぎない洗顔料やクレンジングを使って、しっかりと泡立てたのち、優しく洗いましょう。

そして、肌に合わないスキンケアアイテムの使用も避けます。ニキビの赤みが残っている場合は、低刺激性やオイルフリーなどのケアアイテムを選び、肌への刺激を抑えます。

ビタミンを積極的に摂取する

ニキビ跡のケアには、皮脂の分泌を抑えたり、メラニンの生成を抑えてターンオーバーを促進したりするビタミンB群やビタミンCを積極的に摂取するのも効果が期待できます。これらの栄養素は、サプリのほか普段の食事からでも意識することで摂取が可能です。ビタミンB群は魚や卵、乳製品などに多く含まれ、ビタミンCは果物類や野菜、いも類に多く含まれます。

パックを使ったニキビケアは、ニキビの状態に合わせて判断することが大切

パックは質の高いスキンケアが期待できる一方で、ニキビには刺激が強く、かえって悪化させてしまう可能性もあります。しかし、ニキビ跡には効果が期待できるパックも多いため、ニキビの状態を見て、どのタイプのパックを使うのかを慎重に判断することが大切です。

普段のスキンケアをはじめ、美顔器でのケアや生活習慣も見直すといったニキビ対策をしながら、すこやかな肌づくりを目指しましょう。

 

この記事の執筆者
美顔研究所 編集部
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