美容の悩み

顔のたるみを改善するためにできることは? 健康的な肌の作り方

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年齢を重ねていくうちに、「目の周りや口元、フェイスラインといった肌のたるみが気になるようになった」という人も多いのではないでしょうか。肌がたるんでいると、実年齢よりも老けて見えたり、不機嫌な人という印象を持たれてしまったり、見た目に大きく影響を与えがちです。では、肌のたるみ改善には、どのようなアプローチの方法があるのでしょうか。
この記事では、たるみの原因と今からできる対策について詳しくご紹介します。

※本記事における「美白」とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことを指します。
※本記事における「浸透」「導入」とは、角質層までの浸透・導入のことを指します。

この記事の監修者

中村 淑子
大学病院で7年勤めたのち、美容皮膚科クリニックで研鑽を積み現職。 製薬会社の化粧品開発など皮膚科領域で幅広く活動している。

 

 

顔のたるみはどうしてできる?

肌の弾力を保てなくなったり、筋力が衰えたりすることによって起こる肌のたるみ。顔の中でたるみが起こりやすい代表的な部位と、それぞれの状態について解説します。

フェイスラインのたるみ

頬から顎にかけてのフェイスラインがゆるむと、顔全体が大きくなったように感じたり、太ったように見えたり、ブルドックのように顔の輪郭がたるむ「ブルドッグフェイス」と呼ばれる状態になったりします。
また、下顎の肉がたるむと、顎が二重に見える「二重顎」を引き起こすこともあります。

目元のたるみ

目元がたるむと、目の下にくぼみができたり、「黒クマ」と呼ばれる涙袋の影ができたりすることもあります。また、まぶたが下がってしまうことで目が小さく見え、元気がないように見えてしまうこともあるでしょう。

口元のたるみ

口元がたるむと、口角から下顎に皮膚がのびてシワができる「マリオネットライン」が出現したり、口角が下がり、口がひらがなの「へ」の字のように下がったりします。

顔のたるみの原因

肌のたるみがひどくなる前に対策を行うには、なぜたるみが起きるのかを理解しておくことが大切です。考えられる、肌のたるみの要因について見ていきましょう。

肌のハリ・弾力の低下

肌のハリや弾力を支えるのは、真皮(肌の内部)に存在するコラーゲンやエラスチンといったたんぱく質です。しかし、これらは20代をピークに量も質も低下し始めるため、支えきれなくなった表皮(肌の表面)が落ち込むと、しわやたるみにつながります。

また、肌老化の原因の8割は紫外線によるものとも考えられており、この紫外線もたるみに大きく関係があります。地上へ届く紫外線のうち、しわに大きく関係するのは真皮にまで到達するUVA(紫外線A波)で、コラーゲンやエラスチンにダメージを与えるからです。加齢に伴ってしわやたるみが見られやすくなるのは、年齢とそれまでに浴びてきた紫外線量は比例する上、その影響が肌に現れるのは紫外線を浴びて数年経ってからというUVAの性質にあります。

表情筋の低下

加齢などによって顔の筋肉・表情筋が衰えると、たるみにつながります。顔は肌のすぐ下に表情筋がついており、この表情筋がたるむと皮膚もずり落ちてしまうので、ほかの部位よりもたるみが目立ちます。普段から表情筋を動かさないと、年齢に関係なく筋力が衰えてしまうこともあるのです。

無理なダイエットなどによる脂肪の急激な増加

たるみは、脂肪の多いところから起こるともいわれています。急に体重が増えると顔の皮下脂肪が増え、皮膚や筋肉を支える力が落ち、重力に逆らえずにたるみが発生することもあります。

むくみによる老廃物の滞留

むくみは血液やリンパの流れを阻害し、真皮層の機能を低下させます。一時的なものであればマッサージなどで改善が期待できますが、老廃物をスムーズに排出できなくなる状態が続くと、皮膚が伸びて垂れ下がるようになり、たるみにつながると考えられるのです。

間違った自己流マッサージなどによる摩擦

脂肪とそれを包んで支える靱帯からなる、皮膚の最下部にある皮下脂肪に、強い摩擦などの物理的な圧力が加わると、脂肪を支える靱帯が傷ついたり伸びたりしてしまい、たるみにつながります。自己流のマッサージを行っている人は、強い力を加えると靱帯で支えきれなくなった脂肪が重力に負けて、皮膚がたるんでしまうため注意が必要です。

顔のたるみが与える影響とは?

たるみがあると、実年齢より老けて見られたり、疲れているように見えたり、不機嫌そうな印象を与えてしまいます。特に、ほうれい線やマリオネットラインなど、マスクで隠れる口周りのたるみには要注意。マスクをつけているときと外したときのギャップが生まれやすく、見た目の印象に大きな影響を及ぼすことも少なくありません。

顔のたるみの改善を目指すためにできること

たるみの改善を目指すには、どのような方法があるでしょうか。たるみの原因や影響を理解した上で、普段から意識して行いたい対策について見ていきましょう。

保湿を強化し、ハリ感の改善にアプローチするスキンケアを心掛ける

スキンケアだけで、一度できてしまったたるみを改善することは期待できないものの、たるみにつながる乾燥・ハリ不足をケアすることは可能です。保湿を強化しつつ、肌にハリ感を与えるアプローチができるスキンケアを選びましょう。目元や口元には、リンクルクリームなどの部分用アイテムを取り入れるのもおすすめです。

各ブランドから出ている年齢に応じたケア商品に切り替えたり、下記のような成分が入っている商品かどうかを確認したりしてみてください。

肌のハリ不足を補うケアにおすすめの成分

目的 成分
保湿成分 セラミド、ヒアルロン酸、エラスチンなど
整肌(せいき)成分、ハリ成分 ビタミンA(レチノール)、ナイアシンアミド(ビタミンB群)、APPS(アプレシエ・ビタミンC誘導体)、プラセンタ、ヒト幹細胞培養液、バクチオール、アルジルリンなど

なお、スキンケア用品を肌に使うときは、優しいタッチで行うのが鉄則。摩擦はたるみにつながるので、強い力を加えないように気をつけましょう。

よく笑う・話すなど、表情筋を意識的に動かす

よく笑い、たくさん話すなど、日頃から表情筋を動かすようにします。ストレスなく過ごす時間が増えれば、自然と表情も豊かになるものです。心置きなく話せる親しい友人や家族との時間はもちろん、自分を慈しむための時間も意識して確保してみてください。

反対に、PCやスマートフォンでの作業時は無表情になりがちなので、こまめに休憩をとり、隙間時間に表情筋のトレーニングを試すのもおすすめです。よく噛んで食べることも、表情筋を鍛える一助になります。
なお、表情筋を動かすためにはマッサージも効果的ですが、先述のように自己流で行うとたるみを加速させる可能性もあるので、無理なく適切に表情筋に働きかける美顔器を活用するのもいいでしょう。おすすめの美顔器には、下記のようなタイプがあります。

表情筋を適切に刺激する美顔器の例

EMS美顔器

EMS美顔器は、低周波の電流による刺激で筋肉運動を促します。表情筋にアプローチするので、目元や口元のたるみ対策にはもちろん、肌の引き締めにも期待できます。

RF美顔器

RF美顔器は、高周波の電磁波で熱を発生させ、肌を温めることで美容成分のなじみを良くしたり、コラーゲンの生成をサポートしたりといった働きが期待できます。むくみケアにもおすすめです。

LED美顔器

LED美顔器は、光の色によって効果が異なります。たるみ対策には真皮にまで届いて肌の血行のめぐりをサポートする赤色が好適です。なお、黄色は透明感ケアに、青色はニキビケアに適しています。

一年中、紫外線を防ぐ

晴れの日を100%とすると、曇りの日で70%、雨の日でも30%程の紫外線が季節や天気に関係なく地上に降り注いでいます。たるみ、その前段階の乾燥・しわといった紫外線による肌への影響を防ぐために、年間を通したケアを心掛けましょう。日焼け止めはもちろん、日傘や帽子、サングラスなどの小物の活用がおすすめです。

頭皮ケアを行う

頭皮は顔と一枚の皮でつながっているため、頭皮がたるむと顔の皮膚もたるんでしまいます。シャンプーのときに指の先でしっかりと頭皮を揉み込むようにマッサージしたり、頭皮用の美容液などを使ったりと、日頃からスカルプケアを行うこともたるみ対策に有効です。

生活習慣や食習慣を整える

たるみには、生活習慣や食習慣も大きく関係しています。下記のポイントを参考に、できることから改善してみましょう。

PCやスマートフォン画面の見すぎに注意!姿勢を正すことも心掛ける

PCやスマートフォンでの作業時は表情がこわばる上、背中が丸まり視線が下に向く姿勢になりがちです。このような皮下脂肪が重力に逆らえない状況が続くと、たるみのリスクも高まります。PCやスマートフォンを使うときは、長時間の作業にならないように休憩を挟み、画面を低すぎない位置に設置しましょう。

過度なダイエットや暴飲暴食はNG

乱れた食生活も、たるみを助長させる原因に。栄養素が偏ると、コラーゲンの生成に必要なビタミンCなどが体内で不足し、肌の弾力を低下させる一因になります。また、急な体重の増減は皮膚のたるみを招くので、無理なダイエットは禁物です。栄養バランスのとれた食事と適度な運動を重視し、まずは健康的な体づくりを目標にすることからスタートしましょう。

水分・塩分・アルコールのとりすぎに注意

水分・塩分・アルコールのとりすぎは、たるみを引き起こす、むくみにつながります。水分を補給する際は一気に飲むのではなく、少量をこまめに摂取するのがおすすめです。塩分対策に減塩の調味料を使ったり、アルコールは適量をたしなんだりと、無理のない範囲で工夫してください。

体を冷やさず、血行を良くする

血行が悪くなると肌の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れやすくなり、たるみだけでなく乾燥、むくみ、くすみ、肌荒れなど、さまざまな肌トラブルを引き起こします。顔だけでなく全身を冷やさないようにし、血流のめぐりが良い状態を維持しましょう。

血行を良くするために意識したいポイント

  • ・夏場は冷房のつけすぎ・あたりすぎに注意する
  • ・入浴は夏でもシャワーだけで済まさず、なるべく湯船に浸かる
  • ・冷たい物よりも温かい飲み物や食べ物を選ぶ
  • ・生姜など、体を温める素材をとる
  • ・日頃から適度に運動する
  • ・顔が冷えていると感じたら、蒸しタオルやスチーマーで温めるケアを取り入れる

顔のたるみ改善には生活習慣の見直しをして、健康的な肌づくりを目指そう

一度起こったたるみは、改善がなかなか難しいものです。だからこそ、肌の悩みが深刻化する前にしっかり対策をしておくことが大切です。まずはたるみの原因を理解し、日々の習慣やスキンケアなどの見直しを始めてみてはいかがでしょうか。
特に、いきいきとした印象を与えてくれる肌づくりには、表情筋に適切なアプローチができる美顔器の使用がおすすめです。自分に合った対策や改善方法を見つけて、たるみに悩まされない肌を目指しましょう。

この記事の執筆者
美顔研究所 編集部
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