美顔器

美顔器の摩擦は肌に悪い?摩擦ダメージを防ぐ美顔器の正しい使い方

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美顔器は、種類ごとにさまざまな肌の悩みにアプローチできる優秀なアイテム。美顔器を使いたいけれど、「肌の上に直接あてて使う美顔器の摩擦って大丈夫なの?」と、不安に思っている人もいるのではないでしょうか。答えからお伝えすると、正しい使い方をすれば、美顔器による肌の摩擦は防ぐことができます。
ここでは、摩擦が肌に良くない理由や、美顔器による摩擦ダメージを防ぐ方法のほか、正しい美顔器の使い方について見ていきましょう。

この記事の監修者

石川 佳奈
藤田保健衛生大学(現:藤田医科大学)卒業。市民病院にて勤務後、大手美容クリニックにて美容外科、美容皮膚科の経験を積む。2021年6月よりbella beauty clinic院長を務める傍ら、美容医療に関する記事の監修も多数行う。
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美顔器の摩擦が肌にダメージを与えるのは本当?

人間の皮膚の厚さは、わずか2mm程、うち角質層はわずか0.02mm程度しかありません。食品用のラップフィルムと同程度の薄さゆえに、ちょっとした摩擦ですぐにはがれてしまうほど繊細です。

肌の最も外側にある角質層には、肌内部の水分の蒸発を防いで外部刺激から肌を守る働き、つまり「バリア機能」が備わっています。摩擦で角質層がはがれるとバリア機能が低下し、キメの乱れ・乾燥・赤み・肌荒れといった肌トラブルの原因になることがあります。また、摩擦は乾燥小じわを引き起こしたり、新しい皮膚が生まれる代謝サイクルであるターンオーバーの乱れがくすみにつながったりと、エイジングの悩みを加速させる原因にもなるのです。

それだけ繊細な肌なので、使い方次第では美顔器が摩擦ダメージを与えてしまうことはあります。せっかく肌をきれいにしたいとスペシャルケアをしているのに、肌へのあて方が強かったり、使用頻度・時間が多すぎたりすると、摩擦のリスクが高まってしまうのです。

摩擦の肌へのダメージについては、こちらもご覧ください
肌トラブルの原因は摩擦!美顔器による摩擦は肌に悪いの?

美顔器による肌の摩擦ダメージを防ぐ方法

美しくなるために使う美顔器で、摩擦によるダメージを起こしていては元も子もありません。摩擦を防ぐための解決法をお伝えします。

メーカーが推奨する美顔器の使用頻度、時間を守る

美顔器の使いすぎは肌に過度な負担をかけるおそれがあるため、メーカーが指定する頻度や時間を守ることが必須です。長時間の使用は避け、15分以内にとどめるのが一般的。

美顔器の使用頻度は下記が主流ですが、製品ごとの説明書や指示を優先してくださいね。

主な美顔器の推奨使用頻度

  • ・週に2~3回:RF美顔器、EMS美顔器、イオン導入美顔器、超音波美顔器 など
  • ・週1~2回:ウォーターピーリング美顔器、エレクトロポレーション美顔器 など
  • ・毎日使ってもOK:美顔ローラー、スチーマー など

基本的に美顔器は、「気が向いたときに長時間」よりも、肌への効果を持続させるために「定期的な短時間」のケアとして使うものです。長く使ったからといって効果が高まるわけではないので、使用頻度や時間は守るようにしましょう。

また、使用中・使用後に赤みや痛みなどが出た場合はすぐに使用を中止し、状態によっては専門の医療機関に相談してください。

美顔器使用時に美容液やジェルを併用する

使用が禁止されている場合を除き、美顔器の使用時は美容液やジェルの併用が基本。美容液やジェルが肌と美顔器のあいだでクッションの役割を果たし、摩擦を防ぐ効果が期待できます。配合されている美容成分によるスキンケア効果も得られて一石二鳥です。
特に、超音波美顔器やイオン美顔器などは、液体を介することで効果が高まるので、美容液やジェルをあらかじめ購入しておくといいでしょう。量が少ないと摩擦につながってしまうので、もったいないと思わずに多めに使うことも意識してくださいね。

肌に優しいつくりの美顔器を選ぶ

美顔器のつくりに注目して、摩擦ダメージの少ないものを購入、使用するというのもひとつの手段。美顔器による摩擦ダメージは肌にあたるヘッド部分で起きることが多いので、ヘッド部分が小さいもののほうが摩擦のリスクを軽減しやすいのです。

・ARTISTIC&CO.「Miss Arrivo THE WRAITH(ミスアリーヴォ ザ レイス)」

Miss Arrivoシリーズの最上位機種「ミスアリーヴォ ザ レイス」シリーズは、使いやすさと肌に優しい使用感を追求した小型ヘッドを採用しているため、おすすめです。「3D Movable Head」によって小回りがきき、顔の隅々までトリートメントができます。洗浄効果が期待できる「イオンクリーンモード」、表情筋のエクササイズができる「EMSモード」、エステティシャンのようなタッピングを体感できる「M/Uモード」の使い分けが可能で、1つ持っておくだけで多方面から美にアプローチできます。

ARTISTIC&CO.「Miss Arrivo THE WRAITH(ミスアリーヴォ ザ レイス)

肌の状態が悪いときは美顔器の使用を控える

普段は問題なくても、肌の調子が悪いと摩擦ダメージを受けやすくなることもあります。調子が悪いときは摩擦以外の刺激にも弱いことが予想されるため、そのあいだは美顔器の使用を控えましょう。ニキビをはじめとする肌荒れが起きているときや、肌が敏感になっている生理前などは特に注意が必要です。

摩擦ダメージを防ぐ美顔器の正しい使い方

美顔器の使用時に摩擦ダメージを防ぐためには、使い方を正しく知ることが必要です。エステに行ったような美肌を自宅で手軽に叶えるために、下記のポイントを意識して使ってくださいね。

肌をなでるように美顔器を滑らせる

美顔器を肌に強く押しあてる行為が、摩擦ダメージの最たる原因です。効果を高めたいからといって、強く押しあてるのは返ってNG。美顔器を肌にあてるときは、なでるように、力を入れずにすーっと滑らせるように動かしてください。

美顔器は往復させず、内から外へ、下から上へ動かす

美顔器を往復させる動きが摩擦につながるので、一方向に動かすのがポイント。リンパの流れを意識し、内から外、下から上へ動かすようにしましょう。美顔器の設計上、一方向だけに動かすのが難しい箇所は、戻すときの力はなるべく抜くことを意識してみて。

コットンを使用する場合は肌あたりの良いものを使う

コットンをセットして汚れをクリーンケアする美顔器の場合、なるべく肌あたりの良いコットンを選ぶことが大事です。適度な厚みがあり、毛羽立ちが起きにくいコットンがおすすめ。
また、美顔器の圧だけでなく、コットンの繊維による物理的刺激で摩擦ダメージが増す可能性があるため、特に優しい力加減で行うことを意識してください。

摩擦ダメージ蓄積してない?洗顔・スキンケア時のNG習慣5選

摩擦の肌ダメージは美顔器のみならず、通常の洗顔・スキンケアでも起こりうる問題です。一時的な摩擦であればさほど問題はありませんが、毎日の継続的な摩擦はさらなるダメージを与えます。
ここでは、洗顔・スキンケア時に起こりやすい摩擦習慣をまとめましたので、自分がしていないか確認してみましょう。

落ちにくいメイクに、ポイントメイクリムーバーを使わない

ウォータープルーフのマスカラやアイラインなど、落ちにくいアイメイクをした日のクレンジングはどうしていますか?1つのクレンジングで顔全体のメイクを落とそうとして、落ちにくい部分をゴシゴシとこすってしまいがち。余計な摩擦を防ぐためにも、ウォータープルーフの商品を使用した場合は、専用のポイントメイクリムーバーを使う必要があります。

クレンジング・洗顔料の量、洗顔の泡立てが不十分

クレンジングの量や洗顔料の泡立てが不十分だと、肌と手のあいだにクッションを作れなくなるので摩擦につながります。いずれも1回の推奨目安量かやや多めの洗顔料を使い、レモン大を目安にたっぷり泡立てます。

洗顔後にタオルでゴシゴシと拭いている

洗顔後の肌は刺激に弱い状態なので、タオルでこするとバリア機能がさらに低下してしまいます。顔を拭く際は、水気をタオルに吸わせるイメージで優しく押さえましょう。古くごわごわしたタオルをずっと使い続けている人は、買替えも検討してください。

スキンケアアイテムの使用量が不十分

洗顔やクレンジングと同様、スキンケアアイテムの使用量が少ないと摩擦につながります。メーカーが推奨する使用量を目安に、少し多めに使うようにしましょう。特に記載がなければ、化粧水なら500円玉大、乳液なら10円玉大、美容液なら1円玉大を目安にしてみてください。

塗布時に強いパッティングや、力を入れすぎるマッサージ

十分な量を使っていても、スキンケアアイテムの塗布時に力をかけると摩擦が発生します。肌を叩くようにパッティングしたり、強すぎるハンドプレスを行ったり、力をかけてマッサージしたりすると、肌に圧がかかります。そのような方法はバリア機能を弱めるだけでなく、たるみやしわにつながる可能性もあるので控えましょう。スキンケアを行うときは、果物の桃を扱うようなイメージで肌に優しくふれることが大切です。

美顔器の摩擦を防ぐ正しい使い方をマスターしよう

摩擦のダメージが蓄積すると肌内部に炎症が起こり、肌の色に影響を与えるメラニンを作る工場(メラノサイト)の活動が活性化。メラニンが過剰に作られるだけでなく、摩擦によってターンオーバーが乱れているとメラニンの排出が滞り、シミや色素沈着につながります。
美顔器の使用時に摩擦が起きてしまうと、せっかくのお手入れが無駄になるどころか、肌へのダメージにつながる可能性もあるのです。正しい使い方をマスターして、摩擦ダメージを怖がらず、エステのような質の高いケアができる美顔器で美肌を目指しましょう。

この記事の執筆者
美顔研究所 編集部
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